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インタビュー取材を成功させるやり方-準備編-【未経験・初心者向け】
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今回は、前回の準備編の後の「当日編」。
インタビュー取材を成功させるために、取材当日気を付けたいことを教えます。
初心者や未経験者でも、これで初めてのインタビュー取材は成功するはず!
こんな方におすすめの記事
- 取材・インタビュー初心者もしくは、未経験者人
- ライター、取材ライターになりたい人
- 取材・インタビューのノウハウを学びたい人
取材・インタビュー時間までは余裕を持って行動を。
待ち合わせ時間の10分前には着くようにしましょう。
企業への取材の場合、あまり早く行っても、先方の準備が整っておらず迷惑になることも。
近くにカフェなど、余裕をもって過ごせる場所があるのであれば、
早めに行って、そこで待機しておくと、心に余裕もでてくるのでおすすめです。
遅刻はしないように!
やむを得ない事情で遅刻をする場合は、
すぐに担当者、もしくは広告代理店担当者に連絡しましょう。
他のスタッフと現地に向かうのもあり
取材・インタビュー当日、初対面のスタッフがいることも多いもの。
そのときに、現地で
と、よそよそしい挨拶をするとクライアントも心配になることも。
もしも、他のスタッフがOKであれば一緒に現場に向かうのもありです。
向かっている間に、コミュニケーションを取ることで、取材が円滑に進むこともありますし
方向音痴の方だと、迷子になる可能性も少ない(笑)
お互いどんな仕事をしているか共有することは、
次の仕事へとつながることもあります。
ぜひ積極的に他スタッフともコミュニケーションを取りましょう。
身だしなみはめっちゃ大事!
ライターさんはたまに、とてもラフな格好の方がいらっしゃいます。
ベテランの実力ある方はともかく、
駆け出しの頃は、身だしなみに気を付けた方が良いです。
というのが、私がある不動産会社のライティングを頼まれたときのこと。
内容は、その会社からマンションを買った方へインタビューをするというものだったのですが、
担当者さんから
と、依頼いただいた理由がしれっと語られました。
クライアントさんは、よーーーく見てるんですよ!
かといって、スーツを着ていけというわけではなく、
TPOをきちんと考えた格好をしましょうね、ということ。
取材・インタビュー時の身だしなみ(参考)
- 経営者や取締役などへの取材
基本的にスーツや、それに準ずる格好。ジャケット・シャツはマスト。 - 企業への取材
ジャケットやシャツなど、”きちんと感”が出るアイテムを。清潔感も大事。 - 店舗取材
動きやすい恰好で。立ったまま取材をしても大丈夫な格好を。 - ロケ
動きやすい&汚れても良い恰好で。スカートやヒールはNG。ロケの場合、スニーカーの方が良いことが多いです。
身だしなみ一つで信頼度が変わることも。
清潔感ある身だしなみを心がけましょう。
インタビュー時、録音をするときは一言許可を取る
取材時、録音をするときは
「原稿を起こす時に使用するので、お声ちょうだいさせていただきます。」
「録音させていただいてもよろしいでしょうか?原稿を起こしましたら、すみやかに削除いたします」
と、相手の許可を取るようにしましょう。
録音を始めると、緊張してしまうインタビュイーも多いので
「私しか聞かないですし、原稿できたらすみやかに削除するので大丈夫ですよ(笑顔)」
など、相手がリラックスできるような声をかけてあげるようにしましょう。
メモばかり取るのはNG
取材中は、相手の話をしっかり聞くことが大事。
聞いて、その時自分が感じたことや思ったことを
インタビュイーに共有しながら取材を進めましょう。
メモばかり取っていると、インタビュイーは
と、コミュニケーションが取りにくくなってしまいます。
相手の話を聞くことが取材の大前提。
相手の話をしっかりと聞く姿勢を持ちましょう。
質問の流れは過去→現在→未来、で聞くと話を引き出しやすい
インタビューにおいて、わりと言われていることですね。
時系列に沿って質問をしていくと、話の流れを整理しやすいです。
「このお店を立ち上げられたときのことを教えていただけますか?」
「なんとかお店が立ち上がって、営業スタートした当時の印象的なエピソードはありますか?」
「そういった苦労を乗り越え、お店が軌道に乗ったわけですね。その成功体験を得て、今後は〇〇に挑戦するとおうかがいしましたが…」
てな具合で、過去→現在→未来、というふうに質問をつないでいくと、
インタビュイーにとっても話しやすく、
話しがあちこちに取っ散らかることも少ないです。
これは事前に質問を考えるときも、意識しておくと良いですね。
インタビュー内での雑談は、本音を聞けるチャンス
話の合間の雑談や、話が逸れてしまっても気にせず、話してもらいましょう。
「インタビューを楽しんでもらう」
ということは、良い記事を書く上でも、信頼関係を築く上でも必要なことです。
こうした雑談や、話の寄り道はインタビュイーの”本音”が出てくることが多く、
それまで聞いた話を補完するものや、説得力をプラスするものになる可能性が高いです。
こうした話が出たら、
「先程の、〇〇というお話しにも通じるものがありますね。」
など、本筋との結びつきを確認しながら、話しを引き出すようにしましょう。
表現をターゲット向けにすることを伝えておく
取材内容によっては、専門用語が乱立することがあります。
その場合、そのまま原稿にしてしまうと、
記事を読む人たちに内容が伝わらなくなってしまいます。
また、企業や経営者の成功体験を記事にしたい場合、
話されたことをそのまま記事にすると
”ストーリー性”や”ドラマ性”に欠けてしまうことも。
そこで、読み手のニーズを考え記事を起こす必要があります。
そうすると、必然的に、インタビュイーが話した表現を変更しなければならない場面が出てきます。
それを事前に伝えておこうね、という話です。
切羽詰まって伝える必要はなく、インタビュー終わりに、お礼とともに
「読み手に伝わりやすいよう、記事を起こすようにしますので。」
とか
「表現が難しいかもしれない、というところは、分かりやすく書きますが、伝えたい内容と違う場合はお伝えいただければと思います。」
と一言そえておけばOK。
「内容についてのご意見は、遠慮なく言ってくださいね」
と言っておけば、表現が変わるかもしれなくても、インタビュイーは安心して任せてくれます。
取材・インタビュー後の雑談は思わぬ話を聞けるチャンス
取材やインタビューが一通り終わり、
撤収作業をしているときは現場の一番のリラックスタイムでもあります。
中には、お茶を出してくださる企業さんも(感激)
そんなリラックスタイムに、思わぬ話が飛び出てくるものです。
ライターとしては、油断をせず(笑)
家に帰るまでが取材という心もちで、記事にできる話やネタを探すようにしましょう。
【まとめ】これで初めての取材は成功する!(ハズ)
今回は、初めてのインタビュー取材を成功させる(当日編)をお届けしました。
当日は、「取材を楽しむ・楽しんでもらう」
という気持ちで、相手の話をしっかり聞くようにしましょう。
記事制作のコツなどを記載した本を読んで、勉強しておくこともおすすめです。
日ごろから、勉強をしたり文章を書いたりして、スキルを磨いておくことも忘れないようにしましょう。
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